食パン
食パンの由来
イギリスパン(山食)
イギリスを代表するパンを正式には[オーブントップ」と呼ばれています。
15世紀頃のイギリスで、型を使って焼く新しいタイプのパンとして、登場しました。
パンの生地を型に入れてフタをしないで焼くのでこんもりとまるで山のように
膨らむことから日本では「山型パン」と呼んでいます。生地が伸びきるために
身の部分(内相=クラム)の気泡が粗いのが特徴です。
トースト、ピザトースト、オープンサンドなどに好適です。
プルマンブレッド(角食)
イギリスで生まれたイギリスパンがアメリカに渡り合理化などの理由で、
できるだけ焼きムラを出さないようにと型にフタをして焼くことが考えられ
ました。「プルマン」とは1870年代に列車の食堂車を初めて考案した人の名前です。
食堂車がイギリスに渡り、ロンドン〜ベッドフォード間を走るビクトリア号に連結
され好評を博しました。たまたま、この食堂車内で出されたパンがフタつきの型
で焼かれたものだったことから、このパンを[プルマンブレッド」と呼ぶようになりました。
日本では「角食」と呼ばれています。
トースト、フレンチトースト、サンドイッチなど食べ方が色々あります。
山食と角食の違い
生地が同じなので味は同じです。ただ、焼き方が違うのでトーストした
時の食感が違い、山食は[サクッ」角食は「しっとり」としています。